HC7 ブログ

サウジアラビア在住。いろいろあることを、つれづれと書きます。

積み重ねること

数万通たまったメールボックスを見るたびに、毎日こつこつと整理することの大切さを噛み締める。大したことがない日々が積み重なり、大したことになるのだ。当たり前ではないか。当たり前のことさえ、今ここで真に迫らなければ、行動という結果にはなかなか至らない。思え。今やるべきことをやることによって到達できるはずの未来を想像するのだ。想像力の先へたどり着くために。

誕生日

昨日は妻の誕生日でした。驚かせたくてサウジアラビアで初めて花屋に行って赤いバラの花束を買いました。小ぶりですがしっとりとした質感の美しいバラで、50本の束だったのですが生花の重さに驚きました。束ねる部分のデコレーションは相撲取りの廻しのようになってしまいかなり微妙でしたが、変更を伝えてさらに悪化するのを避けるべくおとなしい日本人しくしておりました。とりあえず妻には喜んでもらえて良かったです。

 

さて、メインのディナーはリヤドキングダムセンター隣接のFour Seasons Hotel内のThe Grillへ。 

www.fourseasons.com

名前のとおりの店なので、肉食の私たちはステーキを注文。ミディアムレアはほぼ表面しか焼けておりませんでしたが、肉は美味しかったです。しかし値段も220gで8,000円オーバーで、まあNYのwolfgangでこの値段ならもっと美味しいだろうな、というレベルでした。ここにアルコールがあれば、特に美味しい赤ワインがあればだいぶ評価にも色がつくとは思うのですが、いかんせんノンアルコールで料理の味に集中できてしまう分、評価が辛くなっているかもしれません。サラダもパンも合格点、接客も総じて気持ちがよく、再訪しても良いと思いました。

 

本当にいろいろなことがあった1年だったね、と二人で話して、次の1年の抱負を語り、楽しいひと時を過ごしました。お互いの良いところも至らないところも受け入れながら、また一歩一歩成長していこうと思います。

中華料理・庶民派と高級、そしてコストパフォーマンスについて

Riyadhの高級モールであるCentria Mall 内に新しくできたChinese, Hualanに行きました。会社の同僚4人でディムサム・野菜炒め・麺・チャーハンを食べて一人約4,500円。味はリヤドの他の店よりはさすがに断然美味しかったです。ことさらに油ギトギトとか、むちゃくちゃ辛いとかではなく、繊細さを上手く表現できている味付けでした。お値段はやっぱり高いです。こういった高級系中華も好きなのですが、前述したようなギットリ味付け、中華鍋で火力にものを言わせてヘイお待ち、できて10分間はむっちゃおいしいけれども冷めると不味くて食べれない、食べた後もしばらく胃がもたれます、というような庶民中華も大好きなんです。北京に半年だけ滞在して学生生活を送っていた5年前は大学の学食が大好きでした。食べきれないくらい山盛りで一食300円くらいでした。

中華料理というのは、全世界でもっとも広く食べられているものの一つだと思います。なぜなら中国人は世界中どこにでも住んでいて、いわゆる”チャイナ・タウン”はどの国の大都市にも見つけることができるからです。でも、いわゆる庶民チャイニーズのクオリティというものは、中国のそれに匹敵するものには今まで巡り合ったことが無いです。逆に高級チャイニーズのレベルは、同じような値段を出せばどの国でも、例えばハラル - ムスリムの基準に沿った - の食材を100%使っているサウジアラビアでさえも、だいたい似たようなものになるのかな、という感想を持ちました。

特にオチはないですが、いや、庶民中華のコストパフォーマンスって、世界の各国料理の中でも特に優秀だと思うんですよ。もちろんナンバーワンは日本です。コスパが悪い国としては、今のところ住んだ中ではサウジが一番かも、、、お酒が無いので結果的に安く済んでますが。しかしそこはムスリムの総本山、アラブ料理に限って言えば、今まで食べたこともないようなおいしいものに巡り合えるはずだ、という希望を持っていて、可能な限り発掘していこうと思っております。

おやすみ

9月半ばに、ハッジと呼ばれる中東の長い休日がやってくるため、日本へ2週間ほど帰国する予定をたてている。妻となんかかんやここに行きたい、あれを食べたい、なんて話をしながら予定をたてるのがよろしい。幸せは、楽しいことの中からだけでなく、楽しみにすることの中からもちゃんと見つけることができるものなのだ。そして、その楽しいことを分かち合うことができる人がいれば、その幸せは何倍にもなるものなのだ。決して理屈では説明できないことも、自分で実感すればそれが真実になる。そんな真実を一つ一つ増やしていくことが、人生の豊かさにつながっていく。

大切な人

何があっても自分の大事な人をそのとおりに大事にしていこうと思う。時に誤解があったり、お互い相手に対して不満が生まれたりしても、それは決して本質でもないし、致命的なことでもない。なぜなら自分自身が一番良くわかっているからだ。誰が一番大切で、何を一番に考えるべきか、そして自分が今まで誰のために何をしてきたのか、そのことを。

共に生きていこうと決めたその日から、その気持ちはいつも僕の心の真ん中にある。

back to school

back to schoolの時期である。要は9月の開校前の学用品販売期ということで、各メーカーはこぞってback to schoolを銘打ったキャンペーンを展開している。このBack to School、中東マーケットではとりわけ大きな需要と市場規模があり、グローバルブランドがこの中東限定商品を出したりするので非常に興味深い。

 

例えばSketchersがこんな商品を出していたりする。(写真は先日出張で訪問したJeddahのMall of Arabiaの店舗。余談だがこのモールの2階はまだまだテナント誘致できていないスペースが多い。)

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そして、大型スーパーマーケットの食料品売り場のど真ん中にこんなコーナーができていたりする。こちらはリヤドのTamimi Market。

 

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少子化の日本とは正反対で出生率が高く、人口の多くが若者であるサウジアラビア含めた中東地域では、このBack to Schoolに限らず、子供向け商売の重要性は他市場のそれとは一線を画している。

景気減速感が顕著な昨今、自分自身の消費は抑えがちな大人も、自分の子供にはふと財布の紐を緩めてしまうようなことがあるのではないだろうか。

 

 

BBQ雑感

買おう買おうと言っていたBBQツールを本日ついに購入。

 

www.webergrill.ae

こういうのです。炭火コンロ。英語ではChaarcoal Grillというらしいです。日本円で15,000円くらいでしたがこれは相場からすると高かったのか安かったのかわからず。でも有名メーカーのようで、安心感が背中を押しました。

 

実際に組み立てて使ってみるとなかなかよくできていて、取り回しも効きやすいし、我が家のような夫婦二人暮らし、そして友人呼んでもmax4名くらいの用途であればコンパクトタイプのこちらで十分だと思いました。

今までのBBQでの経験上、一番時間がかかり厄介だったのが炭火起こしだったので、今回は同メーカーのツールを購入。

 

www.webergrill.ae

こちらです。大きなマグカップのような形状、中に炭を入れて下から熱するというシンプルな構造。早速家に帰ってBBQということになり早速使ってみたのですが、これがすごく便利。空気が下からだけ入る構造になっており、あっという間に炭に火が通ります。

ケチって炭を少なくしすぎて食材に火が通るのに時間がかかってしまったのが今回の反省点。あとグリルの蓋は有効活用した方が素材の味が生きてくることが分かりました。

 

それにしても、BBQって楽しいですね。火を見ると無条件にテンションが上がるのは、縄文時代はたまた旧石器時代の名残なのでしょうか。

 

適当なことを言っていないで仕事します。