HC7 ブログ

サウジアラビア在住。いろいろあることを、つれづれと書きます。

どこに

初めてuberが提供するサービスについて知ったとき、さして興味を惹かれなかった。"たかが"タクシー配車サービス、という認識だったのだ。そのuberは、今や時価総額4兆円超、名だたる自動車メーカーと肩を並べるレベルまで成長した。
よくよく考えてみれば、タクシーに乗る機会は日常的に非常に多い。特に地下鉄が発達している日本から出ればなおさらである。タクシー無しでは海外出張がままならない、というケースは往々に存在する。
そしてその「タクシーを拾って目的地まで行く」という体験に関してだが、これは満足度が低い場合が非常に多いのだ。運転手の態度が悪い、車内が汚い、英語が通じない国では目的地が説明し辛い、ぼったくられる可能性、、散々な目にあったことも一度や二度ではない。ユーザー目線で仕組みを抜本的に改造したサービスこそがuberなのである。
日常的に不満不便を感じるが、当たり前すぎてしょうがないと諦めているもの、特に既存の仕組みがユーザー視点に立っていないサービス、、ここに商売の種が眠っているのだ。